ミーアキャットは空を飛ぶ

主にはアジアについて。

【ベトナム映画レビュー】ベトナムを懐う

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日本に一時帰国した時にちょうどケイズシネマベトナム映画フェア的なやつをやっていたので、観てきました。

ほんとは「漂うがごとく」も観たかったのですが、時間が合わず・・・

こちらはベトナムでも観られそうだったので、後程観ようと思います。

 

 

ベトナムを懐う」あらすじ

映画.comより引用です。

祖国ベトナムを離れ、ニューヨークに暮らすベトナム移民たちを描いたヒューマンドラマ。ベトナムで有名な舞台作品を、「輝ける日々に」「超人X.」のグエン・クワン・ユン監督が映画化した。1995年、冬のニューヨーク。雪が降る中を老人ホームから抜け出してきたトゥーは、息子のグエンと孫娘のタムが暮らすアパートに転がり込む。ボーイフレンドの誕生日を祝おうとしていたタムは想定外だった祖父の乱入に困惑。タムとトゥーは口論となり、トゥーは家を飛び出すこととなる。そこへ残業を終えて帰ってきた父グエンは、ベトナム移民である家族の歴史、そして故郷への悲しい思いを娘に語り始める。

 

アメリカへ移住した息子が、母が亡くなったのをきっかけに故郷ベトナムから父をアメリカに呼び寄せるも、アメリカの常識も知らず、ひたすらベトナムの慣習を押し付けてくるせいで、2世でアメリカ人として育っている孫娘とはうまくやっていけず衝突し…という、家族と故郷をメインテーマにした作品ですね。

 

 

核家族の国と世帯家族の国

キリスト教の国と儒教(仏教)の国、個人主義の国と団体主義?の国、アメリカとベトナムのもつ文化って本当に反対で、今ベトナムで働いていても「西洋文化とは相容れない」と同世代の子が言ったりするのでびっくりします。

ここでいう西洋文化は主に家族のあり方と性文化のことですが、個人が個人であるアメリカ、個人は集団(家族)の一部であるベトナムではそりゃまだうまくバランス取るのは難しいだろうなと思います。

 

ベトナムを懐う」はそういう衝突を描いた作品で、個人的にも最近の関心ごとが「欧米文化内におけるアジア家族の描かれ方」なので観に行ったのでした。

(ちなみに最近観たのは「クレイジー・リッチ・アジアンズ」「Kim's convinience store」(Netflix) 。他にもあったらオススメしてください)

 

映画の中ではこれでもか!というくらいおじいちゃんと孫娘が衝突するのですが、このくだりがちょっとくどかった…。前半、「この文化差異を永遠に描く物語だったらどうしよう」と思ってしまいました。カメラワークも単調だったからなおさら。。

後孫娘の彼氏の物分かりが良すぎてそれが気になって仕方なかったな。

 

故郷の情景

おじいちゃんの友達と思い出話をしながらベトナムの故郷の回想をする感じで、ベトナムの描写はすご〜くよかったなあ。

綺麗で、ベトナム美しい国!!!と本気で主張してくる感じでした。

あんな綺麗な田舎どこにあんねん、と思ったけど、まああるんだろうな。

恋模様も、ベトナムらしくてよかったです。いい意味で陳腐です。スレていない。

 

映画の見所としては、度々挟まれる歌とこのベトナムの情景でしょうかね…!

なんか重大なオチっぽいのもあったのですが、そこはあんまりグッと来なくて、最後の場面の反転具合でグッときました。

 

レビューを観てわかるように、途中までかなり単調なので退屈するかもしれないのですが、ベトナム住んだ事がある人だと「あぁ〜ベトナム帰りたい〜〜」ってなるだろうし、故郷から離れて住んでいる人だと色々重なって「あぁ〜〜」ってなるだろうし、娘や孫に対してジェネレーションギャップを感じている人や、思春期の娘に嫌われてしまっている父親だったら、自分と重ねてちょっと辛い〜〜てなるかもしれない。

 

私個人としては、この時東京に2週間ほどいたのですが、この映画を観た後は「よしもうベトナムに帰ろう」と思いました。

そのくらいベトナムの描写がいいよ!

ベトナム映画のテンポやチープさに慣れてから観るのがいいかもしれないです。

 

 

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