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2023年、ロンドンでの家探し方法とおすすめの地域について

記事を書くのがめちゃくちゃ遅くなってしまったのですが、ロンドンでの家探しについてはめちゃくちゃ大変だったし、死ぬほど非効率なことをしたので後世の人のために残したおこうと思います。下記が私の状況でした↓

・2人での引っ越し

・学生+就職が決まった状態の人間(家探し時点では仕事開始前、高給取りではない)

・猫

・通学を考えて、ロンドン中心部に近いほうが良い

 

結論としてはKings Crossから徒歩20分(自転車7分)のところに、1人£900のところが決まりました。

これが高いのか安いのか、もはや私にはわかりませんが、少なくとも半年住んでみて家賃を除き大満足しています。

 

住むところは事前に確保しておいたほうがいいか?

ロンドンを知り尽くしている場合は、オンラインで完結できるなら事前に確保しておいてもいいかなと思います。ホテル代もばかにならないので。

ただ、私たちはイギリスの土地勘0、旅行でしか来たことがなかったのでとりあえず家探し期間を2週間と決めてAirBnBを確保しました(猫OKのところは結構あります)

私たちはシンガポールからロンドンへの引っ越しだったので、なにしろ土地勘がありません。

シンガポールは車で30分あれば国の端っこまでいける大きさだったので、感覚の狂っている私たちはまず適当なAirBnBをブックしました(スーパーホストという文言だけで決めました)。

かなり南部で、Peckhamより南でした。シンガポール的感覚で行けばロンドンセントラルまで20分くらいだと思ったのですが、実際には1時間半くらいかかりました。夏はバスもTubeも暑すぎて本当につらいことを学びました。

しばらくAirBnBに滞在する人は、家探しするであろうエリアから近いところを選びましょう(当たり前)

 

どこに住むか

事前情報では、

・川より上がいいよ

・南部は治安が悪いよ

・日本人はWest Areaによく住んでるよ

・Zone 1は家賃が高すぎて無理なのでZone 2からZone3がいいよ

と聞いていました。

 

そもそもZoneってなんやねん?というところからでしたので、こちらを参考に。真ん中の白いところがZone1、外側に向かってZone2, 3, 4...となります。

London Zone Map

 

Zone1はSOHOやLondon tower bridgeなど、本当にセントラルな地域です。遊びに行ったりとか、友達が日本から来たらこの辺をうろうろするんじゃないかな。
日本人がよく住んでいるEalingはZone3ですね。

 

私は最初、Rightmoveで家賃が安いからという理由で南部の物件を多く見ました。

治安が悪いとは聞いてみたものの、見てみないとわかんないなと思っていろいろ見てみましたが、地域によっては日本人女性1人で歩くと死ぬんじゃない?と感じるところもあったので(Brixtonとか、Croydonとか)、南部の治安が悪いところ歩くときは男性の同行者がいるとよいかと思います(住むのにおすすめはしません、本当に)。

川の上の地域では、HackneyやWhitechapelもいいよと聞いて行ってみたのですが、私たちにはちょっと合わないかな?と思いました。とはいえ、安全エリアと危険エリアが隣り合っているのがロンドンだ、と不動産のひとに言われたので、犯罪率高めといわれがちなエリアの中でも落ち着いてるエリアはあるかも。

 

私が見た中ではこんな感じの印象でした!

・Farrindon、Angel、KingsCross、HammerSmithあたりは雰囲気が良く、セントラルへのアクセスも良く住みやすそう。ただし高い。

・Stratfordは遠かったが、新興住宅地(コンド多め)という感じで悪くない

・Greenwichもセントラルから遠いけど静かな住宅街で悪くない

・Ealingも住みやすそう。遠いけど。

・Islingtonエリアはかなり良い

・Camdenもよいが、場所によっては結構怖い。自転車乗れば中心部まですぐいける。

 

最初は南のほうから始まった家探しでしたが、最終的にはIslingtonからHammersmithまでのエリアで探しました!

 

どうやって探すか

RightmoveZooplaで探すのが王道です。とにかくいい感じの物件があったら問い合わせしまくります。英語で電話がかかってきますが、頑張ります。

Rightmove⇒不動産屋との連絡

Zoopla⇒大家さんとの連絡

という感じで、Zooplaのほうが大家さんとすぐ交渉できるので個人的には使いやすかったです。

日本と違うなと思ったのは、不動産屋も問い合わせた1件しか紹介してくれないこと。
日本だといくつかピックアップして連れてってくれるのですが、私の経験ではそれをやってくれたのはFoxonsのエージェントのみだったので、基本的には一軒一軒問い合わせて自分の足で内見に行きました。

 

もしすでに住みたいエリアが決まっているのであれば、そのエリアの不動産屋に行って直接話すのもいいと思います。

 

私は最終的にはRightmoveで問い合わせた物件に決まりました。

かかった期間は2週間ちょい!早いほうだといわれましたが、一日3~5件は内見していたので本当に疲弊しました。

 

家賃交渉

ロンドンの物件は競争が激しく、借りたい人が希望家賃を提出し、大家がどの人に貸すか決める、オークションのような方式で決まります。

私たちは合計4件ほど申し込みましたが、1件は猫飼っている人より飼ってない人がいいと却下され、もう一軒は申し込みしている間に別の人が高値でオファーして取られてしまいました。

 

かなりスピード勝負なので、いいなと思ったらとりあえずオファー出すのがいいと思います。不動産屋によってオファー方法は違いますが、本当に気に入った場合はその場でメール書いて出すくらいのスピードが必要です。ちなみに複数にオファーを出してもいいらしいんですが、一部不動産は事前に少額のデポジットが必要としているところもあるので気を付けてください。

私たちは正直に今オファー出しているところがあるけど、落ちるかもしれないから出しといてもいい?って感じで聞いていました。

 

家賃を上乗せするかどうかは自分次第ですが、もちろん上乗せたほうが選ばれやすくはなります。が、ただでさえ高い家賃なので無理しないほうがいいです。

 

私たちは渡航時、学生+まだ仕事が始まってない人というステータスだったので、家賃6か月分を前払いしています。(月払いなら給与明細とか保証人とかが必要)

↑これを考慮すると、学生さんやYMSの方は本当に1年分の家賃は貯めてから来たほうがいいと思います。

 

不動産屋によると、家賃6か月前払いの人のほうが選ばれやすいので、その場合は家賃上乗せしなくていいと思うとのことでした。

学生お断りと書いている物件もありますが、結構社会人上がりの学生(院生とか)なら別にええよという大家も多いので、その場合はmatured studentと書いておくといいです。

 

家賃相場

セントラルのフラットシェアだと、£800~£1000が多いように思いました。

狭かったり安全ではない地域だともう少し安いとは思いますが、日本人が耐えられる環境のシェアだとこの価格帯に落ち着くのではと思います。

一人暮らしだと£2000~を想定しておくとよいか思います。

 

郊外だと£1500~とかかな。

Croydonでめちゃくちゃきれいなコンドが£1500だったんですが、地域柄治安が悪いのと、セントラルまで一本で行けるものの片道£4~という感じで交通費を換算すると結局結構かかるよねという結論に至ってやめておきました。

 

セントラルに用事が多そうな人は、交通費含めて1か月どのくらいになるかを調べてみておくことをお勧めします!

交通費はCitymapperで見られます。

 

私たちはセントラル近くに住んでいるので家賃は高いですが、その分どこ行くにも歩いて行けるので交通費は節約できています。

 

入居してから

入居してすぐ全箇所チェックして、クリーニングしてほしいところ、直してほしいところを不動産に依頼しました。私の担当の不動産屋さんは無料ですぐやってくれましたが、大家さんによってはダメとなるところもあるかもしれないので、ここは事前に確認してみてください。

(ちなみにベッドが若干壊れていたので大家に買い替えを要求しましたが、「まだ使えるでしょ」ということで却下されました。新しく自分で買うのは嫌なので補強して使ってます)

 

以上、ロンドン家探し記録でした。ロンドンの物件探しはとにかく大変ですが、根気強く、数こなしていけば何とかなると思うので頑張ってください。