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ガッカリ世界遺産らしいハロン湾で5つ星ホテルに泊まってカオスだった話

しんちゃお!

前記事のドン・ホー村の後、車で1時間かけてハロン湾にいってラグジュアリー5つ星ホテルに泊まった話書こうと思います。

 

がっかり世界遺産ハロン湾

交通はすべてタクシーチャーターをしたので、車で1時間半くらい?でハロン湾につきました。

実はハノイ旅行の予定は事前に全くたてていなくて、1日目ハノイについてからどうする?ハノイだけだとつまんないし、ハロン湾行っとく?ということでハロン湾をねじ込んだのでした。

 

ハロン湾について調べるとみんな「がっかり世界遺産」「ハロン湾 がっかり」とか言ってて、ほんまか!?と思っていたので確かめたい気持ちが強かったのです。

 

ハロン湾

ハロン湾のイメージこれですね、エメラルドグリーンで綺麗な湾に船を浮かべてるやつね。

 

ハロン湾近くは5つ星ホテルが安い

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ハロン湾近く、というか基本ベトナムは宿泊費が結構安いです。

今回ハロン湾に行くにあたり高級ホテルに泊まりたいという要望があったので、Booking.comに載っていたこちらの5つ星ホテルに泊まりました!

 

ムオン タン ラグジュアリー クアン ニン

直前の予約でしたが、普通に安く取れました。1泊4人(2部屋)で135USD。

 

一人当たり4000円くらい?安い!もちろん朝食込みです。

 

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部屋もきれい!ていうか無駄に広いスペースがあって、ヨガとかできそうでした。

アメニティも完備、湯船あり。

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1階ロビーにはハイランズコーヒーも入っていましたよ。お土産屋さんはさぞ高いだろうとのぞいたら、伝統工芸っぽいポーチが3万ドン(150円)で、価格破壊だなと思うなどしました。

 

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窓からはハロン湾が見えるのですが、朝すごくきれいな朝日がみえて素晴らしかったー!

カメラの画質が悪すぎて何も伝わらないー!

 

ホテルでゆっくりしたらハロン湾ツアーへ

特になんのプランもなかったしツアーを事前にブックしたわけでもなかったため、ホテルの受付でハロン湾ツアーを朝申込みました。

 

出発時間は朝7時か12時で、4時間のプランと6時間のプランがあるとのこと。
夜にはハノイに戻りたかったため、12時出発の4時間のツアーをブックしました。

 

4時間と6時間のツアーの内訳ですが、多分まず回るコースが違うようでした。

6時間だと水上マーケットなども入るようです。

 

4時間のコースだと、

・船内での昼食なし

カヤックや手漕ぎボートでのツアーは追加料金

・途中で鍾乳洞ツアーあり

という感じでした。

 

ホテルから港まではバス送迎があるとのことで、4時間でブッキング完了。

しかしこの選択は私たち家族をカオスへ誘う選択だった…。

待てど暮らせどこないバス

12時に港にいないといけないから、11時半にホテルロビーに来てください、と言われて時間通りにロビーへ。

 

11時半になっていたので受付のお姉さんに「バスもう来ました?」と聞くと「まだ」との返事。まあベトナムだしオンタイムで来るはずないよな、とぷらぷらお土産やさんなどをみながら待つことに。

 

しかし、11時45分になっても迎えのバスはこない。

フェリーポートまでは車で30分程度と聞いていたので、不安になりもう一度受付に聞いてみることに。

 

「いつ来る?」とロビーのお姉さんに聞くと、眼鏡をかけた真面目そうな黒髪おかっぱのお姉さんが「10分後」とこたえる。

 

10分後、やはり来ない。

 

別の人に聞くと「今来てるとこ」との返事。

 

もう直ぐ来るって〜と言いながらソファで待つ。フカフカソファ。

もう船が出る時間だったけど、よくよくツアーの紙をみたら「Pick up at 12pm」と書いてあったので、受付の人がなんか間違えちゃったかな?と思いながら待つ。

 

12時15分。

来ない。

 

受付へ駆け寄り「どういうことですか?」と聞くと、「…タクシーで行ってください、タクシー呼びます。もちろん料金はホテル持ちなので」と言われる。

 

いや、、 

バスは?

 

いや「今来てるとこ」だったバス、どこ行ったよ。

もう出港時間過ぎているのでは…?と思いつつ急いでタクシーに乗り込み、フェリーポートへ。タクシー運転手の様子が明かにおかしい。

 

 

すごいスピードで走るタクシー。

 

そして

 

なぜか車を乗り換えるように言われる。

 

 

キキッ!とタクシーが止まったそのすぐとなりには別のタクシー。

恰幅の良い浅黒い肌の別のタクシーの運ちゃんがバン!とドアを開けて、「はやく乗れ!」とジェスチャーしてくる。

 

 

あっこれ韓国映画で見たわ。

「タクシー運転手」でさ、光州事件を映したフィルム持ってる外国人ジャーナリストをタクシーの運ちゃんと光州の人たちが必死でソウルへ送り届けようと守るの。

軍が追ってくるんだけど、光州の人たちが身(と車)を挺して阻止するんだよね。

 

 

これ、私たちが別のタクシーに乗った後、さっきまで乗ってたタクシーの運ちゃん、「あとは俺に任せろ…!」って言いながら敵に突っ込んでいくやつでしょ?

 

そんな考えが浮かぶくらい必死の運ちゃんたちにフェリーポートまで運ばれる我が家族。

運ちゃんは途中でホテルだかツアー会社に電話していましたが、「なにぃ!?もう船が出た!!?」などと叫んでいます。そりゃそうだろうね。出発12時だったもんね。今12時半過ぎてるね。

 

「こりゃーもう乗れないだろうね」とささやきながら港に到着すると、満面の笑みのツアー会社の人が「こちらで〜す!」と迎えてくれました。

 

えっ私たち船乗れるの?!マンセー

 

なんか多分別のツアーの余った席にねじ込まれたっぽかったですが、結果オーライです。無事に乗れました。

 

 

船でハロン湾

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船はデッキのある中型のもの。

 

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昼食は含まれていなかったものの、追加料金1人1000円でお昼ご飯もらえるとのことだったのでオーダーしました。ビールと魚!最高!

 

後ろの欧米人たちはご飯はいっさい食べずにビールだけしこたまオーダーして、デッキで洋楽流してチルってました。

ハロン湾には洋楽は似合わないと思いました。

 

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がっかり世界遺産と言われるのはなぜなのかよくわからなかったですが、天気も良くて景色も良くてすごく楽しめました!

 

ベトナム人の男性ガイドがいろいろ解説してくれます。

英語が話せる日本人が珍しいのか、「英語喋れるニホンジン!!!」とテンションが上がっていました。姉に日本人の妻についてめちゃくちゃ聞いていたし、なぜか私たちの席に座っておしゃべりに加わろうとしてくる。

ベトナム人男性についてどう思う!?」と言われたので「グッド。」と返しておきました。おかんに「他に娘はいないのか?!」と聞いてたので、いたら結婚でも申し込むつもりだったのかもしれません。

 

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そんなガイドに「闘うチキン」と説明された石。他のブログでは「夫婦石」と書いてありましたが、2つ名前があるのかな。

 

ガイドに「この石には何か歴史や伝承があるの?」と聞いたら、「ない」と即答された。このガイド大丈夫なのかな。

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 20万ドンに描かれている石もここ!

 

ハロン湾の鍾乳洞へ

ガイドに一抹の不安を覚えながら、島へ到着。

鍾乳洞を歩けるやつです。めっちゃテンションあがる!

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みてくださいこれ〜

自然の神秘すぎますね。

 

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水も湧いていたり。

 

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「天国への入り口」と呼ばれる、日が差しているところ。

 

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少し山登りっぽい感じになるので、運動靴で行くのがよいと思います。

 

ハロン湾カヤックを漕ぐ

島の後は、カヤックかバンブーボートでのハロン湾探索がありました。

どちらも4万ドン(200円)です。

 

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カヤックは2人乗りで自分で漕がないといけないのですが、洞窟っぽくなっている部分を通って向こう側まで行けるので、より探索したい人にオススメです。

バンブーボートはローカルの人が漕いでくれるのでらくちんです!

 

ただ、女子2人とか子どもだときつそう。実際、母子でカヤック乗ってた人が湾の浅瀬になっているところで引き返せずに困ってたので助けました。

 

デッキでチルってた欧米人たち、すんごい速さでカヤックレースしてて「そういう楽しみ方じゃなくない?」と思いました。

 

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景色とても綺麗でした。落ち着いてて、日が差すと神々しくもある…。

 

 

カヤックで一通りアクティビティ終了。

ハノイまでは、車を再度チャーターして帰りましたが運転のせいなのかルートのせいなのか2時間もかからずに着きました。

 

ハロン湾はがっかり世界遺産だったのか?

ハロン湾は素晴らしいが、人は若干がっかりな人が多い模様。